これはもうフリーランスあるあるなんですが、仕事の案件のお話をいただいた時に、その仕事を受けるかどうか?で悩むことがあります。
現在の案件と依頼いただいた案件が時間的に両立できない場合、どちらかを選ぶ必要がありますよね。でも案件を選ぶのって意外と大変。
僕は内心こんなことを考えていますよ。↓
「どっちの方が儲かるんだろう…?」
「どっちの方が楽なんだろう…?」
「どっちの方が先の見通しがいいんだろう…?」
僕は欲張りなので、いろいろなものさしで考えていつも悩みまくっています。
フリーランスとして独立して最初のうちは、仕事の受注がどっちの方が長期で受けられるか(安定志向)だったり、報酬の安い高いがあったり、あるいは人だったりと、判断基準が多すぎて不慣れなうちはすごく悩むと思います。
僕はこの仕事を選ぶという行為が、フリーランスの活動の中で発生するストレスの中で今でも結構デカイ。
ですが、心配はいりません。
実はこの悩み、あなたの中でひとつだけ『コレ』を決めておけば、超簡単に解決することができるのです。
『コレ』とは一体なんでしょうか。
あなたの事業計画を立てよう
そうです、『コレ』の正体は『事業計画』です。
もっとカジュアルな言い方をすると、『目標』という表現でも構いません。
つまり、あなたが何を目指して活動していくか?を決めることで、案件を選ぶ判断材料にしようというわけです。
簡単ですが、具体例を挙げてみます。ふたつのこんな仕事があったとしましょう。
[box02 title="案件A(新規開発案件)"]
[/box02]
[box02 title="案件B(保守案件)"]
- 月単価:65万円
- 技術要件:ruby
- 契約期間:長期
- 残業なし
[/box02]
というふたつの案件があったとしたら、どちらを選びますか?
特徴を整理すると、
- 案件Aは、単価が良いが、期間が短い。技術要件もJavaなので、敷居が低い。新規開発だから忙しそう。
- 案件Bは、単価は安めだが、期間は長期なので安定感がある。保守だからそこまで忙しい事はなさそう。
という感じでしょうか。
どちらも一長一短あって選ぶのが難しいですね。お金だけを見て取るなら案件Aだけど、安定志向で楽なのはB。どちらも魅力的です。
ではここで、あなたの事業計画は何かを思い出してみましょう。
「今年はガンガン稼いだるぞ!」というあなたは、Aの案件を選ぶといいと思います。
「今年は新しい言語を習得したいから、Java以外を経験したい!」という計画であれば、案件Bを選ぶといいでしょう。
「他の事業の準備や営業に力を入れたいから時間が欲しい」という事であれば、Bの案件を選べば良いですね。
ほら!どうですか。簡単にどちらが良いかを選べるようになったでしょ?
まとめ
結論としては、フリーランスにも事業計画はあったほうが絶対にいいよ!という話でした。
どのように事業を進めていくか、ポリシーのようなものを決めておけば、こういう時に判断材料として機能します。
会社の場合は、経営理念などの概念も同じように機能していますね。
計画や目標がなければ、行き当たりばったりで仕事を選んでしまうので、事業の成り行きをコントロールすることが難しくなります。なので、数年後のあなたのスキルがどんな風になっているか?というキャリアプランにも影響してしまいます。
数年先の自分が、どのような自分になっていたいかを決めて逆算することで、今の自分のやるべきことを決めると良いでしょう。
あなたもフリーランスとしての事業計画や経営理念を考えておくと、経営がスムーズになるのでオススメです。
あなただけのとびっきりの目標、ぜひ考えてみてくださいね!